いま、自分にできる最善の事
先日、久しぶりに救急法の講座受講がありました。
受講内容は、乳児・小児・成人のAED(自動体外式除細動器)とCPR(心肺蘇生法)のコースでした。
おひとりの受講ということもあり、救急法講座を開設するに至った経緯をお話させていただき、受講者の方からは受講の動機をお聞きし、救急法のテクニックの指導だけではなく、生きていく上での気持ちの持ち方などの意見交換などもできた、わたしにとってもとても有意義な講座でした。
私の所属するMFA(メディック・ ファーストエイド)では、「緊急時にあなたの助けが必要です。」その為には、「緊急の現場に居合わせた時、自分にできる最善の事」を学びましょうという事でのプログラムが何種類か提供しております。
私はこのコンセプトがとても気に入っています。救急の現場に限らず、人として生きていく事の基本のような気がしています。この度の講座で、この基本のところを含めて進めさせて頂けたことは、とても有難い事でした。
今、とても不安定な社会状況のなかで、誰が悪い・・・と相手を責めてばかりいないで、少しでも今の自分にできる最善の事を考え、みんなが一歩踏み出してみると、もう少し違った社会が見えてくるのではないでしょうか。
宇宙から帰還した若田飛行士の「ハッチが開いたとき、緑のにおいがして、地球に戻ってきたんだと実感した」とのコメントが出されていました。
素晴らしい地球に住むひとりびとりの人間として、緑豊かに、心豊かに素晴らしい地球の住人であることを、次の世代に伝えていく努力をしていきたいですね。