遊びこむってとても大切
幼児期の子どもたちって、「いつも元気に動き回っている」印象が強いですよね。
でも、子どもたちの遊んでいる様子が何時の頃からか、少し違ってきているんです。
どんなふうに?
以前は、個々の子どもたちのこころの中に"自分の遊びたい事"が入っており、お友達が数人集まると、"なにしようか?"と誰かが口火を切ると"Yはブロック!"とか"Nは外であそびたい!"とかそれぞれ自分の遊びたい事を口に出し、お互いに話し合ってその時の遊びの内容を決めていました。お互いに話し合い納得して上での遊びなので、みんながその遊びに集中し楽しめていました。こころもからだも楽しんでいる様子が周囲からも見て取れました。
でも、今はというと、
自分の遊びたい事がこころにいっぱ~い詰まっているKは、キラキラと目的に向かって遊び始めます。その周りで「なにしようかな~」と行ったり来たり・・・数人・・・
楽しく遊んでいるKのそばにつかず離れず・・・
Kに"一緒にあそぶ?"と言われると"うん"とうなずき遊び始めるが、「自分のあそびの思い」がないので「遊びこめず」また離れていってしまう結果となる。
遊び込める児と、遊んでいるようでも遊び込めていない児の違いがここにでてきます。
1歳をすぎ歩行が確立されてくると、自分の意思で目的行動がとれるようになってきます。この時期から、「自分で考える」ことを意識し、
2歳をすぎ簡単な会話が出来るようになってくる時期からは、「自分のことば」相手に伝えていく習慣を身に付けていきたいですね。
日常生活の会話や、絵本を通してのことばの豊かさは何ものにも代えがたい「自分の宝物」になります。その積み重ねの中から、「自分」が生まれてくるのです。
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